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フリーランス翻訳者として開業

開業にあたって

 

税務署に相談に行く

最近どうしようかと考えていたのが、「開業」です。

インターネットでいろいろと検索し、開業するメリットとデメリットを比べていたのですが、自分であれこれ考えても仕方がない、プロに聞いてみよう!と税務署に行くことにしました。

ありがたいことに、税務署は歩いていける距離にあります。

時間短縮のために、自転車で行動していますが。

税務署に到着し、受付で「開業について相談にのってほしい」とお願いしたところ、係の方が出てきてくださいました。

そこで、自分がフリーランスの翻訳者になったばかりだということ、開業について詳しいことが知りたいということを伝えました。

そうしたら…

必要書類
  • 個人事業の開業・廃業等届出書
  • 所得税の青色申告承認申請書

この2つの書類を渡され、2セット作成して提出(1セットは控えとして返却される)しろ、以上、説明おしまい。

あー、それはネットで調査済みなんですけどね。

扶養に関してや別の質問もしてみましたが、やはり一般的な情報しか返ってきませんでした。

ちなみに、上記書類はわざわざ手書きしなくても、開業Freeeを使用すれば簡単に提出書類を作成・印刷することができます。

最後に名刺サイズのカードを差し出され、もし質問があったらこの番号に電話してねといわれ、結局新しい情報は何も得られないままトボトボと帰宅しました。

税理士さんに相談する

結局はネットで調べるか、本を買って自分で勉強するしかないのかなぁ、と思っていたところ、偶然にも母が顧問税理士さんと会う予定があると知り、ぜひ質問させてほしいとお願いしたのです。

ありがたいことに、快く承諾していただけました。

開業について30分ほど相談にのっていただけたので、ラッキーですよね。

話をした結果、今の自分の状態なら別に青色申告じゃなくて白でも良さそうだけれど、もし青にするなら2~3か月後くらいに帳簿を見てあげるよといわれ、これまたラッキーです。

母からは「帳簿を見せるんだったら、ちゃんとお金払ってね」と突っ込まれてしまいましたが…。

それにしても、税務署の係員と税理士の方とでは、こんなにも提供してもらえる情報が違うのかとビックリです。

税理士さんと話をしていたところ、開業は今年でも、去年購入したソフトなども経費になるとの情報を仕入れました。

ということは、7万円くらいしたTradosも経費になる!

「ソフトは消耗品として扱うから、減価償却分(5分の1くらい)を差し引いて計上するべき」とのことですが。

応用物理学会の学会費も経費になりますし、SEMICON Japan参加のための旅費ももちろん経費でOK。

青色申告のための帳簿作成は面倒くさそうですが、金銭の出入りが多くない今のうちに慣れておけば、後が楽そうです。

またまた税務署に赴く:今回は開業届提出

相談にのっていただいているときに、「3月にフリーランス翻訳者として仕事をした」と話しました。

そこで、「青色申告の申請は開業から2か月以内だったよね。3月に仕事をしたんだったら、4月30日までに届を提出しないと」と指摘され、また税務署に赴くことに。

書類作成はほぼ完了していた(10分もあれば記入できる代物)ので、書類をバッグに入れ、自転車に乗って税務署へ。

確定申告後の閑散とした税務署で「個人事業の開業・廃業等届出書」と「所得税の青色申告承認申請書」を提出、控えを受け取り、また自転車で帰宅。

15分で完了しました。

本当に、開業って簡単にできちゃうものなんですね。

難しいのは、今後発生する経理や帳簿の作成だと思いますが、会計ソフトを使ってうまくできないものかと思ってます。

また名古屋市では、「一般社団法人名古屋中青色申告会」が無料で講習会を提供しているようなので、これにも参加しようと計画中です。

事業用の銀行口座を開設する

開業の相談にのっていただいているときに、

「事業用の口座を別口で持ったほうがいいですか?」

と聞きました。

答えは、Yes

やはり、個人口座と一緒にしてしまうと管理が大変だとのことでした。

フリーランスをされている方の銀行口座についての情報はインターネットにたくさんあるのですが、自分自身はどうするのが一番いいんだろう?と考えました。

多くの人たちは、「屋号付き事業用口座を開くべき」といっています。

しかし、自分は今はまだ単なるフリーランス翻訳者。

屋号も決めていませんし、今後いつ屋号を持つことになるのか分かりません。

人によっては、「ネット銀行がいいよ」といいますし、「信用度を考えるならメガバンクがいい」という人もいます。

最初は、ジャパンネット銀行の口座を開こうかと考えていました。

しかし、今自分が何をしたいのかと追及したところ、「今の個人口座と分けられればそれでいい」との結論に達しました。

なら、今持っているメガバンクの口座をもう1つ作ればいいということで、またまた自転車に乗って、自分の個人口座のあるメガバンク支店へ。

開業したいから別口座をもう1つ作ってほしいとお願いしたところ、今持っている口座に紐づく形で新しい口座を作成してもらえました。

紐づいている状態なので、提出書類に印鑑を押す必要もないとのこと。

今回必要だったもの
  1. 開業したことを証明できる書類(例:個人事業の開業・廃業等届出書)
  2. すでに持っている口座の口座番号

以上。

こちらも簡単に新しい口座を開設できちゃいました。

残る問題は…

無事開業が済み、ほっと一息…

…している暇はありません。

お金を稼がないと、開業した意味が何もない!

気になっていた開業を終えたところで、今日もまたビデオセミナーの視聴に励みます。

勝利の女神が現れたらタックルできるように、しっかり準備運動しておかなくては!