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学習記録

学習記録(02/09/2018)

ビデオ視聴

・TC0013_岡野の化学(13)
TC0014_岡野の化学(14)
TC0015_岡野の化学(15)
TC0016_岡野の化学(16)途中まで

アセトアルデヒド

本日、岡野の化学のビデオで、アルケン、アルキンの付加反応について学びました。酢酸、塩化ビニルなど、名前は聞いたことはあったものの、実際にはどんなものか、日常でどのように関わっているかを全く知らなかったため、この機会に調べてみることにしました。

今回の焦点は、「アセトアルデヒド」です。

アセトアルデヒドの特徴
・無色で特有の臭気がある
・常温で高揮発性の液体
・合成樹脂、合成ゴムなど化学製品の合成原料として用いられる
・自動車の排気やタバコの煙などに由来する大気汚染物質
・飲酒によって人体内でも生成され、二日酔いの原因だと見なされている
・皮膚や粘膜(目、鼻、気道)に強い刺激を与える

二日酔いの原因になっていることからも、身体にいいものではありませんね。アセトアルデヒドは、アルコールそのものより10倍以上毒性が強いのだそうです!日本人はお酒に弱いと言われていますが、これはアセトアルデヒドを分解する脱水素酵素(ALDH)が、不活性な人が多いからだとか。

アセトアルデヒドの分解を促進する食べ物の代表例
・しじみ、はまぐり、あさり(アラニン、グルタミン)
・タコ、イカ、貝類(タウリン)
・ゴマ、ナッツ、鶏胸肉(オルニチン)
・ひまわりの種、卵、豚肉の赤身(Lシステインメチオニン)
・ゴマ(セサミン)

アセトアルデヒドは、代謝酵素「アルデヒド脱水素酵素(ALDH)」の働きで、酢酸(アセテート)に分解されます。酢酸は人体には無害で、血液によって全身を巡るうちに水と炭酸ガス(CO2)に分解され、最終的には尿、汗、呼気となって体外に排出されるのだそうです。

pic_01 KIRIN参照(http://www.kirin.co.jp/csv/arp/fundamental/alcohol_metabolism.html) 

体内に摂取されたアルコールがアセトアルデヒドとなり、酵素の働きによって無害な酢酸に変わり、水や炭酸ガスとなってやがて体外から排出される。こんな化学反応が体内で起こっているんだと思うと、化学が少し身近に感じられます。

こうなると、酵素とは何ぞや?と更なる興味が湧き、いろいろと調べたくなりますが、あまりにも脱線してしまうと岡野の化学が進まなくなってしまうので、ひとまずここまでにします。

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