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・TC0034_岡野の化学(34)
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Fight Club
岡野の化学の勉強で、油脂のけん化について学習しました。
油脂とは、高級脂肪酸とグリセリンとのエステルです。このエステルにアルカリ《水酸化ナトリウム(NaOH)や水酸化カリウム(KOH)》を加えて、酸の塩とアルコールに加水分解する化学反応をけん化といいます。
![けん化](http://www.moncana-translation.com/wp-content/uploads/2018/02/e38191e38293e58c96.png)
この高級脂肪酸の塩を「セッケン」というと習ったところで、そういえば、と思い出したのが、かの有名な映画 “Fight Club”。Tylerを演じるブラッド・ピットと、ナレーター役のエドワード・ノートンが、一緒に石けんを作るシーンがあるのですが、その原材料は、なんと人間の脂肪。liposuction clinic(脂肪吸引クリニック)のゴミ捨て場に捨ててある人間の脂肪をコッソリ盗んで石けんを作り、クリニックに来るような金持ちに高級美容石けんとして売りつける、という内容でした。
映画を見た時は、「うわっ、気持ち悪っ!」くらいにしか思っていませんでしたが、岡野の化学を勉強した今、実際に人間の脂肪から石けんは作れるんだと、関心してしまいました。
![油脂、セッケンと合成洗剤](http://www.moncana-translation.com/wp-content/uploads/2018/02/e6b2b9e88482e38081e382bbe38383e382b1e383b3e381a8e59088e68890e6b497e589a4.png)
参照URL:http://examist.jp/chemistry/aliphatic/oil-soap/
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