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学習記録

学習記録(09/08/2018 – 09/14/2018)

ビデオ視聴

・0879_IBM社レジスト特許を読む(41)
・0880_IBM社レジスト特許を読む(42)
・0881_IBM社レジスト特許を読む(43)
・0885_IBM社レジスト特許を読む(44)
・0886_IBM社レジスト特許を読む(45)
・0887_IBM社レジスト特許を読む(46)

・2742_特許翻訳者のための論理トレーニング
・0772_「hole」について
・2743_受講生ブログへのコメント
・1571_セミコンジャパン<活用術>
・1972_セミコン・ジャパンについて
・2164_セミコン・ジャパンの活用術
・0163 名刺についてのエトセトラ
・1419_名刺とメールアドレス
・1834_名刺作成上の注意点
・2746_エレクトロニクス技術の最新動向を学習計画に組み込む

ラジオ

・191「20年後に世界は具体的に、現実的にどう変わってるか
   を考えてみた」

Trados

地道に習得中

“an azide group carrying carboxylic acid”について悩む

 

ある疑問

現在学習中の「IBM社レジスト特許を読む」で、ある疑問を抱きました。

いろいろ考えましたが、いまだに「ああ、こういうことね!」と100%納得することができていません。

その疑問とは、“an azide group carrying carboxylic acid”(0898_IBM社レジスト特許を読む(45)内)の訳についてです。

コンテキストを考えずにそのまま訳すと、「カルボン酸を有するアジド基」になります。少なくとも、自分はこの英語からそう読み取りました。

しかし、これを1文章内で見てみると、こうなります。

 

【原文】

According to the invention, single component silicon-containing polymers are synthesized by covalently bonding an azide group carrying carboxylic acid to the poly(4-hydroxybenzyl) silsesquioxane (PHBS) polymer.

【公開訳文】

本発明によれば、単一成分系シリコン含有ポリマーは、アジド基含有カルボン酸をポリ(4-ヒドロキシベンジル)シルセスキオキサン(PHBS)ポリマーへと共有結合させることにより合成される。

 

なぜこれが、「カルボン酸を有するアジド基」ではなく、「アジド基含有カルボン酸」になるのかが、わかるようで、わからないのです。

確かに、明細書の図解としては、こうなります。

PHBSポリマー

この図からすれば、ポリ(4-ヒドロキシベンジル)シルセスキオキサン(PHBS)ポリマーと、カルボン酸が共有結合して、単一成分系シリコン含有ポリマーができます。

しかし逆に、この日本語「アジド基含有カルボン酸」を英訳してみた場合、”carboxylic acid carrying azide group”になってしまうのでは、と思うのです。

いろいろ検索

この明細書の発明の名称は、下記のようになっています。

 

【原文】

Silicon containing negative resist for DUV, I-line or E-beam lithography comprising an aromatic azide side group in the polysilsesquioxane polymer

【公開訳文】

ポリシルセスキオキサンポリマー中に芳香族アジド側基を含む、ディープUV、i線または電子ビームリソグラフィー用シリコン含有ネガティブレジスト 

 

上記の文からすると、焦点があたっているのはアジド基(カルボン酸ではなく)です。

また、いろいろ検索してみたところ、管理人さんのサイト上で、以下の文を見つけました。

 

Synthesis of the polymers is achieved by an esterification reaction of an aromatic azide carrying carboxylic acid group with the phenolic group of the PHBS polymer as shown below:

このポリマーの合成は、以下に示すようにPHBSポリマーのフェノール基とカルボン酸基を有する芳香族アジドとのエステル化反応により行なわれる:

 

この文は、「IBM社レジスト特許を読む」の後ほどのビデオで出てきそうな内容です。ちょっとチートしてしまった気分ですが…一応、検索結果ということで。

上記の文ですと、アジド(基)がカルボン酸基を有する、と解釈できます。

これまでの検索および考察から、“an azide group carrying carboxylic acid”「アジド基含有カルボン酸」ではなく、「カルボン酸を有するアジド基」になるのでは、と思うのですが…。

これまでの学習で、自分の原文解釈が間違っていたことが多々あったため、今回の解釈に関しても自信がありません。

いまだに自分内チコちゃんの質問に答え切れていないため、悶々としています。

もし「その考え、間違ってるよ」と思われる方がいらっしゃったら、コメントいただけると嬉しいです。

 

セミコンジャパン

12月のセミコンジャパンに向けて、手を付けていない重要事項が多く、自分の計画不足を反省しています。

こちらの受講生の方のブログ「航空券購入」を見て、「セミコンジャパンまでゆっくりしてる暇なんかないじゃん!」と、焦り始めました。

すでに前回の展示会で大失敗を犯した身としては、反省点をちゃんと進歩に変えなければいけません。

セミコンジャパン参加企業等の下調べ、名刺作成、見合ったビジネススーツなど、今のうちから始める必要があります。

まずは、セミコンジャパンやコンベンション関連のビデオ視聴を終え、その先は参加企業、興味のある半導体の装置や材料、部品等の深堀りをしていく予定です。

Trados

Tradosについても、後れを取っています。「IBM社レジスト特許を読む」の学習を、自分にとってすごく使い勝手の良い秀丸エディタで済ませているため、Tradosが遠のいてしまっています。

しかし、トライアルを受ける頃になって「しまった!Tradosの使い方がわからない!!」と焦っても、すでに手遅れです。

ということで、まず、1日かけてTradosのビデオを視聴したり、悪戦苦闘しながらいろいろと操作してみました。

あと1~2日かけてビデオを見たりやマニュアルを読みながら実際にTradosを動かして基本操作を覚え、残りは対訳などを取りながら慣れていきたいと思います。

今日の一言

理念を持ち、信念を生きよ。

理念や信念を見失った者は、

戦う前から負けていると言えよう。

そのようなものは廃人と同じだ。

織田 信長

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