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トライアル

1分1秒の大切さを身をもって体験した「時間制限トライアル」

この記事は、1つ前のブログ記事の一部を切り取って別記事にしたものです。

学習記録の中に入れてしまうと、後ほど振り返ったときに「あれ?あの記事って、どこに入ってたっけ?」と探さなければいけなくなるため、単独記事にすることに決定しました。

また、時間制限トライアルに関するプチアドバイスもいくつか載せているので、今後、同様のトライアルを受ける方のお役に立てるのでは、と思います。

時間制限トライアル(特許翻訳)の合格

6月に受けたトライアルのうち、1つは時間制限トライアルでした。

このトライアルの前日が別のトライアルの提出日という、ギリギリ状態。

それが原因で時間制限トライアルの準備を十分に整えることができず、かなり不安なトライアルとなりました。

しかし、ありがたいことに合格通知が届き、本当にうれしいです!

ここ数回不合格通知が続いていたので、喜びもひとしお。

これまで産業翻訳ばかりでしたが、今回やっと、特許翻訳者としてスタートラインに立てました。

これが実ジョブにつながれば、もっといいんですけどね。

今回のトライアルで準備したことの一例

ビデオセミナーの視聴とノート作成

まず初めに、時間制限トライアル関連のビデオセミナーを視聴して、ノートを作成しました。

リストとテンプレの作成

時間制限トライアルについての一般的な知識をノートでまとめた後、いろいろなリストの作成を試みました。

今回作成した5つのリスト&テンプレート
  1. 課題受領確認用返信メールのテンプレート
  2. 課題提出用返信メールのテンプレート
  3. 翻訳開始時に開いておくファイルやソフトのリスト
  4. 準備リスト
  5. 後処理リスト

準備リストの中には、どの作業にどれだけの時間を使うかの時間配分も記載しておきました。

時間配分があると、1つ1つの作業を時間内にサクサクと終わらせようとするので、自分で自分を追い込むことができます。

しかし、100%時間配分通りには進みませんね。

理想と現実は、やはり違います。

サクサクを終わらせようとしても、用語確定などのために、想像以上に時間がかかってしまいました。

普段からもっと厳しく時間配分のトレーニングをしていく必要がありそうです。

タイマー設定

今回「やっておいてよかったな」と思ったのが、タイマー設定

今回のトライアルでは、終了から1時間前、30分前、15分前、10分前、5分前にタイマーをセットしておきました。

時間制限トライアル中は課題に没頭してしまいがちなので、まだ課題は半分残ってるのに残り時間は10分しかない、なんてこともあり得ます。

タイマーをかけておくことで、「もう30分前!後処理に取りかからなくちゃ!」だとか、「うわっ、あと10分しかない!これ以上遅れたら、課題を送れなくなる!」と次の行動に移せます。

今回作成した準備リストは時系列順に項目が並んでいるのですが、今回のトライアルでできなかった項目の1つに、「Tradosで訳出して、バイリンガルファイルで英日チェック」があります。

Tradosに原文を入れて訳出するところまではできたのですが、時間的に厳しくてバイリンガルファイルでプリントアウトしてチェック、などという余裕がまったくありませんでした。

今回のトライアルの一番印象に残ったことといえば、「時間の余裕が全くない」です。

時間制限のある中、最後の方は必死になってTradosから指定ファイルに訳を入れ直し、必要最低限の後処理、コメントを終え、体裁を整えたところで残り10分弱!

あらかじめ用意しておいた課題提出用の返信メールテンプレをコピペ、課題を添付し、送信ボタンを押したのが終了時間の2分前でした。

本当は2分前じゃダメですよね。

メールって、送信してすぐに届くとは限らないですから。

いくらこちらが「終了時間前に送った」と主張しても、相手に「いや、終了時間までに届かなかった」といわれたらオシマイ。

これは本当に大いに反省すべき点で、次回からはもう少し早く送信しようと誓いました。

受領用&返信用メールのテンプレート

あらかじめ返信メールのテンプレートを作っておいて、本当によかったです。

メールの文章を考えて打ち込む作業のための、たった1分さえ惜しいと思える状態なので。

実際、今回の返信メールを手打ちしていたとしたら、時間内に送れなかったかもしれません。

時間制限トライアルでは、1分でも1秒でも時間が短縮できるように、準備をしっかり整えておく必要があると、再認識しました。

Bccで自分宛てにメール

メールに関してもう1つやっておいたのが、「自分の別のメールアドレスにBccで送っておく」ことです。

もし相手が「届かなかった」と連絡してきたとしても、送信したという証拠になるので。

このBccで自分宛てに送るという方法のは、実ジョブでも常に行っています。

備えあれば憂いなし、ですよね。

今回の時間制限トライアル準備の際、参考にさせていただいたのが黒豆納豆さんのブログ記事と、夏みかんさんのブログ記事でした。

お二人とも、貴重な情報の共有をありがとうございました!

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