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仕事

翻訳会社の繁忙期突入と実ジョブ体験

昨日のビデオセミナー「3014_トライアルのタイミングと上位合格」で、翻訳業界の繁忙期について説明がありました。

同じくして自分も「翻訳業界の繁忙期に入ったんだな」、と感じています。

なぜ、そう感じているか?

それは、初めての案件を受注したからです。

一応、翻訳者としてトライアル合格していましたが、チェッカーも積極的にやりますとアピールしてありました。

そして、今回舞い込んできたのが、まさしくチェッカーのお仕事だったのです。

受注日の前日に「明日仕事できる?」と連絡が来たので、よほどの急な案件だったのでしょう。

そんな急な案件に対応するために、2軍、3軍のベンチウォーマー(=自分)が存在するんだな、と再認識しました。

2月末に3件目トライアルの提出を済ませていたので、喜んでお仕事をいただきました。

責任持ってお仕事をさせていただいているので、どんな作業だったのかなど守秘義務に反することは、こちらに記載しません。

ただ、「いろいろな面で勉強になった」と、記録に残しておくことにします。

やっぱり自分には日本語表現力の向上が必要

今回チェッカーの仕事をしたことで、できたてほやほやの翻訳が翻訳者から回ってくることを体験できました。

そして複数の案件のうち、1つの案件の完成度の高さに、驚きと羨望と悔しさを覚えました。

自分もしっかり案件の内容を理解した上で、チェック作業をしたと思っています。

案件をいただく前夜の4~5時間を下調べに費やしたり、スタイルガイドや他の指示などをあらかじめ読んでおいたりと、当日の作業のための準備をし済ませておきました。

では、上記の翻訳者と自分との差は何だったのか。

それは、「日本語表現力」です。

今回いただいた案件は産業翻訳で、それもお堅い文章ではなく(かなりくだけたもの)、どちらかと言うとマーケティングに近いものでした。

1語1語正確に訳す必要がなく、日本語訳の表現に対して許容範囲が広い(=意訳OK)案件だったのですが、上記の翻訳者の訳文を読んだとき、「ああ、こう表現すれば自然な日本語表現で、かつ魅力的な文章になるんだな」と目から鱗でした。

クライアントによっては、ここまで意訳しないでほしいという要望が出るかもしれません。

でも、基本的にマーケティング案件であれば、顧客獲得につながる魅力的な文章は必須条件なので、誤訳でない限り意訳は歓迎されると思います。

こんな文章表現が頭に思い浮かぶだなんて、うらやましい。

一方で、思う通りに表現できない自分に対し、悔しい気分でいっぱいです。

今後同様の案件をいただけるのであれば、日本語力を向上させ、チェッカーから格上げし、翻訳者としてお仕事をいただけるように進めていきます。

そして繁忙期だけのベンチウォーマーではなく、常時お仕事をいただけるような実力を、この講座卒業までに身につけたいと思っています。

どんな気づきも財産にしてしまおう

今回のお仕事で、寿司職人の弟子のように職人の仕事ぶりを見て、技術を盗んで、ほんの少しとはいえ「まねぶ」ことができました。

また、焦ってしまってうまくいかなかったことによる失敗や、実ジョブ開始時前に準備しておいたら役に立つ事項などの気づきも多くありました。

気づきはWord、Excel、知子の情報にそれぞれの形で保存し、また今後のために更新できるようにしてあります。

同じ失敗を2度と繰り返さないためにも全てを可視化し、自分の向上につながる技術や知識などはありがたくちょうだいすることで、らせん階段を登るためのサポートにしていきます。

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