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人とくるまのテクノロジー展2018の振り返り(1)―見た目は大事

数日前にもブログに書きましたが、7月12日に「人とくるまのテクノロジー展2018」に訪れました。

実は、忙しい日々を過ごしていたため、行こうかどうか迷っていたのです。しかし、「この機会を逃したら、また1年待たなくちゃいけないんだぞ!」と自分に言い聞かせ、子供のことなどは母親にお願いし、会場に向かいました。

このイベントで過ごした数時間はいろいろな意味でとても貴重な体験となり、行ってよかったと思っています。

まず、イベントに参加してすぐに気づいたこと、それは、このイベントはB2B(企業間取引)だということです。出展社側、訪問者側の90%近くは、ビジネスの装い(あるいは会社のユニフォーム)の男性でした。まさしく男性社会そのものです。40過ぎのおばちゃんが1人で参加するのはかなり稀で、会場に足を踏み込むのに躊躇してしまいました。

会場内人口の約10%は女性でしたが、その中の8割ほどは、各展示ブースに立っている、きれいで若く、タイトな洋服に身を包んだコンパニオンと司会者の女性たち。2割弱は、出展社側の営業マンならぬ営業ウーマン/アシスタントで、その方たちも若いかわいらしい女性ばかりでした。

残り1%満たない人口が、私のような得体のしれない訪問客で、「散歩の途中でちょっと寄ってみた」という感じのおじいちゃん、おばあちゃんを見つけたときは、何となくほほえましく思ってしまいました。

それにしても、日本はまだまだ男性社会なんですね。いまだに女性は添え物のようで、このイベント中にバリバリ営業をしている女性を見つけることができず、とても残念な思いです。

このようなB2Bのイベントに参加するにあたって、いくつか反省点が出てきました。そのうちの1つとして、「ビジネスの装いが無難」が挙げられます。

自分の場合、ジーンズにTシャツまでラフな装いではなかったものの、こぎれいなシャツにカプリパンツ程度で参加しました。会場内はワイシャツにビジネスパンツの男性がほとんどなので、自分の恰好は少し浮いていました。猛暑だったのでジャケットを着ている人はあまりいませんでしたが、もし周りがキッチリとビジネススーツ着用だったとしたら、自分はかなり目立っていたと思います。

40過ぎのおばさんが、ビジネスっぽくない恰好をして歩いていたことで、「あ、コイツは顧客にはならないな」と即座に判断され、ほとんどのブースで声を掛けられることはありませんでした。邪魔されることなくゆっくり展示物を見られるのはいいことですが、企業側からパンフレット等の資料をもらうには、いちいち「パンフレットを1部いただけますか」と聞く必要があります。ビデオ内で管理人さんが「資料は3部もらうといい」とおっしゃっていましたが、3部どころか1部をもらうのもやっとでした。

もちろん、こちらから声をかければ、どのブースでも返事をしてもらえましたし、質問にも答えてもらえました。「1部じゃなくて3部ください」とお願いすれば、ほとんどの企業からもらえたと思います。ただ、「ビジネスをしに行く」というプロ意識も持たずに、装いもそこそこで参加してしまったため、気が引けてしまいました。今、振り返ってみても、情けないお話です。

出展社側に「コイツと話してみてもいいかも」と思わせるために、次回はもう少しビジネスらしい装いで参加したいと思います。中身は今と何ら変わりのない40代のおばちゃんですが、見た目が変わるだけで、相手が持つ自分に対する印象は変わるはずです。また、自分自身もプロ意識が芽生えて、今回よりは堂々と立ち振る舞えるかも…という期待もあります。

Tシャツ・ジーンズで参加をしても、堂々と質問をし、臆することなく「資料を3部ください」と言える性格であれば、目標は達成できます。ただ、私は臆病者なので、堂々としていられませんでした。おどおどした態度ながらも、ずうずうしく資料はしっかりともらいましたが…。

『イベントで「ビジネスの装い」という鎧を着ることで、自分の臆病さを多少なりとも解消し、相手にしてもらいやすくなる』が、今回の自分なりの結論です。

 

 

 

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